アルミペーストには、表面処理の違いにより3種類に分かれております。
PP系インキは、インキに使用している樹脂の性質で冷たいところに置くとプリン状にゲル化してきます。湯せんなどしてインキを暖めるとインキが元の状態に戻ります。物性に影響はございません。
脱塩ビインキとして実績がある製品はHFシリーズのHF HSD・HF GV3 RX01・HF SG460SSD NS・HF S-PADなどがあります。
塩素700ppm、臭素700ppm、総ハロゲン1100ppm以下となっており、環境に配慮したインキです。
メジュームが多い配合のものは、インキの粘度が低く、にじみが発生することがあります。メジュームに替えて850ハーフトンベースを使用するか、Care39を5-10%添加してみてください。調色品の場合は、弊社までご相談ください。
弊社インキは、透明性やオーバーコート性を考慮したインキが優れており、消泡剤にノンシリコン系のものを使用しているインキが多くあります。
例)SG700、JET-V1、VIC(N)、CAVメイバン・CAV透明、鏡面インキ
他社インキの消泡剤にはシリコン系のものが使われることが多いため、シリコンが印刷面に浮いてきており、弊社インキを印刷するとはじきが発生します。
弊社インキにシリコン系添加剤Care20又はCare50を0.5-1%添加するとはじきはおさまります。透明性が必要な場合には、すべてのインキを弊社のものに変えてください。
インキには消泡剤を入れていますが、インキ表面に浮いてくるため、使用前に攪拌しないとうまく混ざらずに、発泡剤が不足することがあります。インキタイプにあった消泡剤(カタログ参照)を0.5-1%程度添加してください。
UVインキは、紫外線があたることによって硬化します。白や黒など紫外線を反射・吸収する色は、あまり濃い色や厚膜印刷では固まらない場合がございます。色を薄くする、乳剤厚を薄くする、UV照射機の出力を上げる、光重合開始剤(UV635など)を添加するなどして再度試験してください。
黒は紫外線を吸収するため、素材からの反射UV光が使えず、硬化が悪くなることがあります。UV照射機の出力を上げるなどして再度試験してください。
ポリカの上にUV印刷をしたところ初期は密着しているのに数ヶ月後剥離するのですが・・・
UVインキは紫外線をあてても80-90%しか硬化しません。残りの10-20%は、時間の経過と共に徐々に硬化します。また、UVインキは硬化時に収縮するため、数ヵ月後に剥離することがあります。素材により密着性が異なりますので、初期密着だけでなく、数ヵ月後の確認試験することをお勧めします。